平成6年8月30日
八尾〜関空〜八尾
平成6年8月30日、空飛ぶ噺家桂文珍師匠の提案により全国から小型機が正式開港前の関西国際空港に集結した。
一体何機集まったのかは知らないが私がお世話になっている某使用事業会社にも1機割り当てがあり、同乗させていただくことになった。
VTRからキャプチャーした写真なので画質が悪いのは勘弁していただきたい。
当日使用した機体。
セスナ172M。
整備士さんがランナップ中。
往路のパイロットはM教官。
私は後席からVTR撮影。
この日のR/Wは31。
27上でエンジンのチェックを実施中。
エアロコマンダーやら172のお尻やらがにぎやかに並んでいるが、すべて目的地は同じ。
午前9時46分、八尾の31から離陸。
大和川に沿って西進。
大和川河口あたりから南進、一路関西国際空港を目指す。
離陸後12分。
すでに関空が見えている。
関空R/W24ファイナル。
関空の料金所。
もうすぐ着陸。
この後、大変なことが、、、、、。(でもないか)
上の写真がうまく4枚横に並んでいるといいのだが。
一番左の写真。
パイロットの頭の左横に見えているのは結構大きな鳥さん(鳶だろうか)。
滑走路上に降りていたのだが、飛行機に驚いて前方に向かって離陸。
左から2枚目。
しかし、着陸後とはいえまだ結構速度が残っていた。
鳥さんとの距離はあっという間に縮み。
左から3枚目。
思わず体が避けてしまうパイロット。
左の窓の外に鳥さんの翼端(?)が見えている。この後左翼の前縁に衝突、滑走路上に落下。
一番右。
「あ〜あ」という感じで滑走路上の鳥さんを見るパイロット。
幸いなことに、一瞬後何事も無かったかのように飛び去って行った。
関空のターミナルビル。
長い、でかい。
大型機用のスポットでは当然数が足りないのでこの日はラバーコーンがスポット代わり。
さきほどのエアロコマンダーの横に駐機。
操縦してきた人も同乗してきた人もバスに乗ってターミナルビルへ。
ただし、内部の見学はできず。
ひたすら今回の主宰者、文珍師匠を待つことに。
文珍師匠スピードカナードでご到着。
このあと外に出てセレモニー開始。
セレモニーといっても簡単なものだった様に思う。
文珍師匠の前に立っておられるのは服部関空社長(だと思う)。
確か汚職で、、、、。
セレモニー後の花束贈呈。
「こんなんもらいましたー。」と挨拶される文珍師匠。
さて、帰るか。
こんな感じで小型機が沢山来ていました、ということで。
帰路は私が操縦。
何せ、沢山の飛行機が一度に飛び立つので交通整理が結構大変。
往路とは逆に06から離陸。
連絡橋だ。
ターミナルビル。
八尾は朝と同じくR/W31。
前方の大和川を越えたあたりが31のファイナル。
八尾31ファイナル。
あまり贅沢なことを言ってはいけないけど、関空から帰ってきたらとてつもなく狭くて短い滑走路に思えた。(実際は十分に広くて長い)
風の噂では関空に小型機が降りるのは決して不可能ではないらしいが山ほどの書類を書いて、高い着陸料&ハンドリング料が必要になるらしい。
今後自分で操縦して関空に行くことは多分無いだろうからこの日は本当に貴重な経験をさせていただいた。