模型エンジン写真館 
外国製エンジン編(その二)

 齢40を過ぎてからコレクションを始めた模型エンジン。
 もし高校生のころに買うことができていたら、特に珍しいエンジンは早速試運転をしていたことだろう。
 今はそんな気力が無いのがエンジン達にとって良いことなのか悪いことなのか、、、。



 写真があまり良くなかった。
 
 小学校の頃に見たCLの教本で初めて写真を見てものすごく印象に残ったDooling61、1940年代後半。
 クランクシャフトのベアリングには当然ボールベアリングが入っているが、コンロッドにはニードルローラーベアリングが入っている(らしい、実際に見ることができないので)。

 このエンジンはパーツから組み上げたらしく、製造番号が入っていない。

 
 なんだか黄色いのが出てきた。
 外観はDoolingに似ているがDoolingのクランクケースを補強したYellow Jacket(YJ)、のレプロ。

 本物はなかなか入手難。


 こっちが本物のYJ61H。
 
 上のレプロと比べると、いぶし銀の渋さだなぁ。

 


 McCOY60自動車用(1940年代後半)。
 クランクケースが黒くてヘッドが赤いのでBCRHと呼ばれておる。

 最初からプロペラ用のエクステンションは付いていなかった。


 同上の飛行機用。

 よく見るとシリンダーヘッドの着色の具合がかなり違う。
 上のエンジンのヘッドはSeries20の物を流用していると思われる。


 MCCAと呼ばれるMcCOY60。(1945)


 FOX59HI−TORQUE(1946頃)。
 ピストンはリング無し。

 



 FOX59レプロ。
 スウェーデンのAH社製。
 
 仕上げは悪くないと思うけど、、、。

 こちらはリングピストン。


 SUPER TIGRE G24(10cc)イタリア。1950年頃。

 元々グローエンジンとして製造されたがクランクシャフトとクランクケースをタイマーが取り付けられるように加工してアメリカに輸出されたモデル。
 McCOY製のタイマーが取り付けられている。

 
 上と同じエンジンだがよーく見ると吸入口付近、バイパス部などなどかなり違う造りになっている。


 同じSTの10cc(G60)。1970年頃。
 時代とともに洗練されていくということなんかな。


 STついでにG15。年代は不詳だけど、、、。

 上の60ともどもシニューレ掃気。
 


 私が高校生のころにあこがれまくったROSSI15。(イタリア)
 会社でお世話になっている方から「ただで」そのうえ「新品で」譲って頂いた。
 
 イタリアのエンジンって別嬪さんが多いなぁ。


 さて、こちらはKRAFT15。
 上のROSSIと同じ入手経路。

 こちらは使用した後タオルにくるんで30年ほどほったらかされていて「ひまし油膠着タオルの繊維まぶし」状態となっていたため、大いにクリーニングを楽しませていただいた。
 
 多分運転は可能だと思うが今はその環境が無いので、、。


 私がヤフーオークションで初めて購入したSIRRUS4気筒。実在のエンジンをスケールダウンしたもの。

 容積は20cc程度。
 機会があれば回してみたい。

 


 エンジンそのものじゃないけど、CHAMPION社の模型エンジン用プラグ10本入りの箱。
 日本だって戦前はNGKが模型用のスパークプラグを作っていた。
 
 どこの製品かはわからないけど手許にある国産のスパークプラグは絶縁体が磁器ではなくてベークライトに。
 物資が不足していたのか、、、。